心はいつもどまんなか。by tadashian

健康のためノルディックウォーキングに励むシニア、世界情勢や日常を考える日々

日本のアニメが子供たちに植えつける「最上の価値」とは?

日本のアニメが子供たちに植えつける「最上の価値」とは?

日本の子供たちは、成長する過程で数々のアニメに夢中になります。アンパンマンドラえもんポケモン妖怪ウォッチなどを通過し、今では『名探偵コナン』や『ワンピース』、『僕のヒーローアカデミー』、『呪術廻戦』、『炎炎ノ消防隊』といった作品が人気です。私も孫たちと一緒に時折視聴しますが、あることに気づきました。
それは、日本のアニメが子供たちに「最上の価値」をさりげなく植えつけている、という点です。では、その「最上の価値」とは何でしょうか?
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さまざまな価値観の中で

この世界には多くの価値観が存在します。もっとも一般的なものとして「お金」が挙げられるでしょう。世界中でお金を動機に行動する人々がいます。たとえば2020年1月、ソフトバンクの元社員がロシアの職員に機密情報を渡していたことが発覚し、逮捕されました。彼の動機はお金だったようです。中国も「お金」を強力な武器と捉え、世界各国で政治家やジャーナリストを買収しています。
しかし、お金を超える価値も存在します。それは「命」です。「お金と命、どちらが大事か?」と問われれば、ほとんどの人が「命」と答えるでしょう。命があれば、お金は再び稼ぐことができます。しかし、死んでしまえばお金は無意味です。
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命を超える価値

多くの人にとって、命は最も大切なものです。しかし、時に命を超える価値が存在します。たとえば、ウクライナのゼレンスキー大統領は、米英からの「脱出して亡命政権を作る」という提案を断り、命の危険を顧みずに自国に留まる選択をしました。彼にとっては、命以上に「国を守る」という使命が価値あるものだったのです。
人類の歴史には「国を守ること」や「自由」、「民主主義」、「人権」などを命がけで守ろうとする人々がいます。日本の倒幕運動や明治維新アメリカの独立戦争、革命なども、志士たちが命をかけた結果として歴史に名を刻んでいます。
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日本アニメが植えつける価値観

さて、すべての宗教や哲学において、「他者のために自分の命をかけること」は最も尊い行為とされています。通常、人は自分の命を大切にしますが、他人のために命を捧げることは最高の犠牲であり、崇高な価値とみなされるのです。
私が感じたのは、日本のアニメがこの「他者のために命をかける」という価値観を、子供たちに自然と伝えている点です。孫たちが熱中する『名探偵コナン』や『ワンピース』、『僕のヒーローアカデミー』、『呪術廻戦』、『炎炎ノ消防隊』などでは、主人公や仲間たちが常に他人を守るために命をかけています。
この「他人のために命をかける」という究極の行動は、普段から「自分のことより他の人を思いやる」という価値観を育む手助けをしているのではないでしょうか。
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最後に

日本のアニメは、子供たちに「最上の価値」をさりげなく植えつけているのだと思います。それは、「他者を思いやり、守るために自分を犠牲にすること」という人類共通の崇高な価値ではないでしょうか。