ウクライナ軍の反攻でロシアが敗北する可能性
こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。 当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。
皆さん、お元気でしたか?
ブログを更新する元気がなかった訳ではなかったのですが、
この一年も色々なことがありました。
ロシアによるウクライナ侵攻もありました。
電気代、そして卵の値段もびっくりするくらい上がりましたね。
私の地元(山口4区)選出の安倍元首相の襲撃事件は余りにも衝撃的でした。
今更なのですが、来週の日曜日(4月23日)には補選が行われます。
ちなみに私は昨日、期日前投票に行ってきました。
ただ、田舎なので、次回の衆院選から一区分なくなりますけど・・・
この本、安倍さんの本音トークもあって、すぐ読破してしまいました。
彼なら、ロシアとウクライナ和平を何とか出来たのではないかと思っています。
話はロシアによるウクライナ侵攻についてです。
ワグネルのトップがウクライナ軍の反攻で敗北する可能性がある、ということです。
プリゴジンは1961年、レニングラード(今のサンクト・ぺテルブルグ)で生まれました。
1980年代は、強盗、詐欺などの容疑で、ほとんどの期間刑務所にいたそうです。
1990年、ホットドック販売を開始し大成功。
その金を元手に、食品チェーン、カジノ、水上レストランなどを設立していきます。
プリゴジンの水上レストラン「ニューアイランド」は評判がよく、プーチンが、フランスのシラク大統領や、アメリカのブッシュ大統領を連れてくるほどになりました。それで、今に至るまで、プリゴジンのあだ名は、「プーチンのシェフ」だそうです。
プリコジンは、プーチンとの個人的な関係をフル活用して富を蓄積していきます。プリコジンの会社は、学食やロシア軍に食事を提供する権利を獲得して、大儲けしました。
でもやっぱり、プリコジンを有名にしたのは、民間軍事会社「ワグネル・グループ」の設立者としてです。
彼が「ワグネル」を設立したのは2014年。この年の3月、ロシアはウクライナからクリミアを奪いました。
4月になると、ルガンスク、ドネツクの親ロシア派が独立を宣言。
ウクライナ政府は当然これを容認せず、内戦が勃発しました。
プリゴジンはこの年、ワグネルを作り、ルガンスク、ドネツクに戦闘員を送り込んだみたいなのです。
もちろん、プーチンの命令で作ったのでしょうけど・・・
ちなみにロシアで民間軍事会社は違法だそうです。だったらそんなもん作んなよと言いたいです。
だから、ウクライナ侵攻がはじまるまで、その存在が知られることはなかったみたいです。
でも、ワグネルはその後、中南米やアフリカ諸国、シリアなどにも傭兵を送るようになったため、世界の諜報機関は、その存在を知ったのです。
2022年2月24日、ロシアがウクライナ侵攻を開始。
ロシアのメディアは、「2~3日で首都キーウを陥落させて特別軍事作戦は終わる!」と言っていたみたいです。
でも、特別軍事作戦(侵攻戦争)はプーチンの予想を上回って長期化し、世界中の人が、「ロシア軍は軍事力世界2位っていうけど、案外弱いな」
ということが分かったのです。
ロシア正規軍はショボい・・・
そんな中、ウクライナ軍を苦しめているのが、プリゴジン率いる「ワグネル・グループ」です。
プリゴジンは、正規軍のだらしなさに対する憤りと、自分が大活躍しているという驕りから、次第に物言うようになっていきましたね。
昨年の11月には、
「ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を過小評価してはならない。強く、自信に満ちたリーダーだ」
と発言しています。
これは、ロシアの「公式見解」とは、ぜんぜん違います。
ロシア政府や国営メディアは、ゼレンスキーを、「ネオナチで麻薬中毒者」と決めつけています。
ところが、プリゴジンは、「強く、自信に満ちたリーダーだ」といっています。
この発言から、プリゴジンが、プーチンを屁とも思っていないことがわかります。
戦場で活躍するプリゴジンとワグネル・グループの傭兵。
その一方で、ロシア軍の体たらくをボロクソいうプリゴジン。
ロシアの支配者たちは、プリゴジンを、うるせぇヤツだと思っているようです。
そして、彼からバカにされているロシア軍との関係も、超悪いみたいなのです。
そして、4月15日、爆弾発言。日経新聞4月15日より
ロシアによるウクライナ侵略で、露軍側で参戦している露民間軍事会社「ワグネル」トップのプリゴジン氏は14日、「プーチン政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だ」とする声明を交流サイト(SNS)上で発表した。同氏はまた、露軍は「東部ドネツク州全域の制圧」とする主目標を達成できそうもない上、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性がある
ロシア軍は「ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性がある」そうです。
プーチンは1月、ロシア軍のトップ、ゲラシモフ参謀総長をウクライナ特別軍事作戦の総司令官に任命しました。
ロシアのハイブリッド戦略を考案した、世界的に著名な戦略家であり、ロシア軍のラスボス・・・
この本も面白かったのですぐ読めました。
プーチンは、ゲラシモフに「3月中にルガンスク州、ドネツク州を完全制圧せよ!」と命令しました。
しかし、4月半ば過ぎても、その作戦は完了していません。
そして、ウクライナには、ヨーロッパから戦車、戦闘機がどんどんと入ってきています。
ウクライナ軍は大規模な反転攻勢の準備を進めているんです!
プリゴジンは、撃つべくウクライナ軍の反転攻勢で、「ロシア軍は敗北する可能性がある」と見ているんです。
ワグネルは、ドネツク州の最激戦地バフムトの前線で戦っています。戦況をよく知るプリゴジンの言葉には真実味がありますね。
では、プリゴジンは、何を提案しているのでしょうか?
プリゴジン氏は声明で、ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な「戦果」を達成したと指摘。侵攻開始から1年に当たる今年2月24日時点の前線を停戦ラインとすべきだと主張した。(同上)
ロシアは昨年9月、ルガンスク州、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州を一方的に併合しました。
しかし、ほぼ全州を支配できているのはルガンスク州だけです。
つまり、プリゴジンは、「ルガンスク州ほぼ全部、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州の一部で、ロシアは停戦交渉しろ!」と。
ですが、この話は、ゼレンスキーとウクライナ国民が絶対納得しないでしょうね。ロシアは、どういう根拠で、ヘルソンやザポリージャまで併合したのでしょうか?
「ルガンスク、ドネツクで迫害されているロシア系住民を救う」という話だったではないのでしょうか。
戦闘はつづく可能性が高いのですが、つづいた場合の結末は・・・?
停戦しない場合、露軍はウクライナ軍の反攻で占領地域を奪還され、威信も失う恐れがあると指摘。(同上)
つまり、ウクライナ軍の反攻で、ルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソン、
ひょっとしたらクリミアも奪還される可能性があると。
さらに、プリゴジンは、明らかに反逆的発言もしています。
「ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だ」とも述べ、「ウクライナはロシアの一部だ」とするプーチン露大統領の持論に暗に異を唱えた。(同上)
プリゴジン、今は戦時の貴重な戦力なんで、何かされる(暗殺等)ことはないでしょう。
しかし、プーチンやロシアの支配層が彼を必要としなくなれば、捕まったり、殺されたりする可能性もでてきそうですね。
というわけで今回は、ワグネルのトップが、「ロシア軍は負けるかもしれない」と本音を言い始めたことでした。
ほんとうに、早く早く、この戦争が終わることを願います。
ブログ読者の皆様が、いつまでも幸せで健康でありますように!最後までお読みいただきありがとうございます。 ・・・心はいつもどまんなか。 by tadashian