こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。
当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。
***3人の孫の相手と、ダブルワークとノルディックウォーキングとトレッキングの日々でヘロヘロの毎日で、この激動の世界情勢や日常を記したいブログが完璧に疎かになってしまい、体力・能力の衰えを感じる今日この頃です。***
私たちは色々な出来事について考えたり、発言したりするとき、「私は、どういった視点から見ているのだろうか?」とは考えないものです。
何事も反応って、自動的に起こっています。
今日は、あえて意識化してウクライナ侵攻を3つの視点でみたいと思います。
①人道的、道徳的視点
これはもう言わずもがな、「ウクライナの人々がかわいそう!」という視点です。
至極当然で自然でしょう。
2月24日、ウクライナ国民は、突然ロシア軍から侵略されました。
そして、数百万人の人が、外国に逃げざるを得ない状況におかれました。
「あまりにも、かわいそう!!!」
全世界の人国々が、ウクライナに支援を行っています。
この視点、とても大切ですね。
②国際法的視点
これも、大事ですね。
「ロシアによるウクライナ侵攻は、国際法的にどうなん?」という視点です。
国際法上、「合法的な戦争」は、二つあります。
一つは自衛戦争です。
たとえば・・・北朝鮮が日本国内にミサイルを撃ち込んだとします。
これに反撃するのは合法です。
別に憲法を改正することでもありません。
もう一つは、国連安保理が許可した戦争です。
たとえば、対イラクの1990年の湾岸戦争が例になります。
では、ロシアのウクライナ侵攻は、どうでしょうか?
ウクライナは、ロシアを先制攻撃していません。
だから、これは「自衛戦争」とは・・・いえません。
また、国連安保理は、この戦争の許可していません。
二つの理由から、ロシアのウクライナ侵攻は、「完全な国際法違反」といえます。
あまり考えませんが、「国際法の視点から考えること」も大事なことだと思います。
これを無視しちゃうと、世界が完全なアナーキーでカオスな状態になってしまいます。
③戦略的視点
私は、ロシアは、ウクライナでの戦闘に勝つかもしれないし、負けるかもしれない、と思います。
でも、たとえ、ウクライナとの戦闘に勝っても、地獄のような経済制裁はつづいていきます。
だから、ロシアの国家としての【戦略的敗北】は不可避だと思うわけです。
この戦略的視点、アメリカについてもいえます。
「ロシアのウクライナ侵攻の責任はアメリカにもある」という人もいます。
そういう人達の視点は、「人道的視点」でも「国際法的視点」でもないことを理解する必要があります。
「戦略的視点」・・・どういうことでしょうか?
「アメリカ最大の脅威は、中国だ!」という話を聞きます。
そして、「アメリカは、中国に勝つために、ロシアを味方につけろ」と言うんです。
もともとアメリカは、伝統的に、こういう戦略をとってきたんです。
たとえば、第2次世界大戦中、アメリカは、ナチスドイツに勝つために、極悪共産独裁者スターリンのソ連と組みました。
第2次大戦が終戦を迎えると、アメリカは、敵だった日本とドイツ(西ドイツ)を同盟国にしました。
それはソ連に勝つためです。
それでもソ連の勢いを止めることはできず、60年代になると、「ソ連がアメリカを超える日も近い」といわれるようになりました。
実際、この頃、世界初の人工衛星を飛ばしたのも、世界初の有人宇宙飛行を成し遂げたのも、アメリカではなくソ連でした。
超焦ったアメリカは、もう一人の最悪独裁者中国の毛沢東と組むことにしました。
こういう戦略的文化を持つアメリカのリアリストたちは、当然「中国に勝つために、ロシアと組め!」と考え、提言をつづけてきました。
しかし、歴代のアメリカ政権は、ロシア敵視政策を止めないで、NATOを拡大しつづけ、結果ウクライナ侵攻の遠因をつくったとおもうわけです。
私は、「人道的視点」や「国際法的視点」で話しているんじゃありません。
「戦略的視点」です。
今回の戦争で、ロシアと欧米日の関係は切れ、ロシアと中国の関係は、ますます深くなっていきます。
多分、ロシアは中国の属国になりさがるでしょう。
それゆえ戦略的にまずいと考えているわけです。
もちろん、私たちには、人道的、道徳的視点が必要です。
かわいそうなウクライナ難民、国民を助ける必要があります。
そして、国際法的視点も必要です。
「国際法的にロシアがしたことは、合法なのか違法なのか」を知っておく必要があります。
加えて、「戦略的視点」も必要だと思います。
それは、日本国が戦勝国になるため、あなたの会社が繁栄するため、そしてあなた自身が、成功し、繁栄し、幸せになるために必要な視点だと思います。
私は思います。「プーチンをウクライナで止めないと、本当にヤバイ!」と。
すでに「現代のヒトラー=プトラー」になってしまった彼が、最悪の決断を下さないよう祈る日々です。
ブログ読者の皆様が、健康でありますように!
最後までお読みいただきありがとうございます。
・・・心はいつもどまんなか。 by tadashian