シニア、世界情勢を考える。by tadashian

健康のためノルディックウォーキング・トレッキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える日々そして世界情勢

いきなり!ステーキの今後は?

こんにちは、tadashianです。

 

 いきなりですが、いきなり!ステーキ、よく、いくなり。(19年6月までは)

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 誕生月にゴールド会員限定のUSリブロースステーキ300gが提供されます。つまりこれがタダ。
 私としては、ランチのご飯少な目、チェンジブロッコリーのワイルドステーキ(US肩ロース)300g飲み物はウーロン茶、が鉄板です。肉質は部位によって当たりはずれがあり硬い部分がありますが、私にはガツガツいけるので好んでオーダーしていました。

f:id:tadashian:20191019194806p:plain いきなり!ステーキは安いステーキを提供する一方で立ち食い(今はほとんどなく、ほぼすべてにテーブル席が用意されているってか、私は立ち食いを見たことがない)で客の回転率を高めることで利益を生み出す特徴的なビジネスモデルを構築してマスコミにも取り上げられ、急成長して来ました。

 手軽に食べられる厚切り肉が多くの人(私のような)の胃袋をつかみ、特に「肉マイレージ」という会員カードシステムなども功を奏していたようです。(これがなかったら私もここまでリピートしなかった)しかも肉マネーボーナス5倍日(29日等)によくチャージしたものです。ちなみに私の肉マイレージ修行は14,777gでゴールド会員止まり…かな。

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写真は2018年12月のもので、今は会員数1,000万人超えてます

 いきなり!ステーキは従来、都心部を中心に展開してきましたが、2017年からは地方や都市部の郊外型店舗にも展開し、出店数を急拡大しました。
 その結果、17年末に186あった店舗は、18年末には386店に増えました。わずか1年で店舗数を倍増!です。がそれによって近隣の店同士が客を取り合う自社競合という悲しい結果を起こして、客数の低下を招いたといわれています。今は店先にお客様が並ぶのを私は見たことがありません。(平日に行って、土日祝は行かないので)
 また、似たようなコンセプトの店が雨後のタケノコのように湧いて出て、血で血を洗うレッドオーシャンになったことも原因だという指摘も多いですね。確かに、「ステーキ屋・松」(松屋フーズ)、「やっぱりステーキ」(やっぱりグループ)、「アッ!そうだステーキ」(チムニー)、「カミナリステーキ」(モンテローザ)など、大喜利のノリでネーミングされたステーキ店が乱立しています。(なんかここまでくると笑っちゃう)
 出店速度があまりにも速く、人材育成が間に合わなかったのも原因の一つではないかと思います。アメリカ進出失敗も追い打ちを掛けているようですし。ならば、いざ台湾(出店済み)そして、中国本土か東南アジア進出を目論んでいるのでしょうか?

 でも、急拡大がもたらした消費者(私のような)の「飽き」や収益力の低下を乗り越えるためには、業態設計や国内出店戦略を大胆に見直す、抜本的な改革が必要ではないかと勝手に思ったりしています。

 ステーキブーム、せんべろブーム(千円でベロベロに酔える低価格居酒屋)、タピオカブーム、パンケーキブーム、喫茶店ブーム……日本の外食産業は勢いが減速すると、「値上げ」が悪いとか、消費者がトレンドに飽きた、などと分析されることが多いですよね。

 もちろん、それが正しい場合もありますが、そういう複雑な話ではなく単純に、国内市場が「飽和状態」になっているケースがあるのも事実だと思います。

 私のような素人でも「無謀な国内出店計画」にこそ原因があるのではないか、と思ったりしています。

 巷ではミスタードーナツの閉店が心配されているようですね。

https://soraaoijin.hatenablog.com/entry/2019/10/08/131825

ヘビーユーザーだった私はいきなりステーキも心配なのです。

一瀬社長、いきなり!ステーキ、いきなり!閉店…ないですよね。