シルバー人材センターについて
こんにちは、tadashianです。
***今日は台風のような強風でノルディックウォーキングは中止しました。あまり寒くないけど***
今回はシルバー人材センターについて述べさせて頂きたいと思います。
私の父親は85歳までシルバー人材センターでお世話になっていました。
歳を取っても働いて充実していた姿を見たものでした。
91歳の今でも自宅の庭には雑草が一本も生えていません。これは息子の私でさえもびっくり!です。ケアマネージャーから言われます。
お父様に私の家の庭の草刈りをして欲しい、と。(91歳の父親に向かって!!)まあ、それほど庭が綺麗だということですね。
シルバーの草刈りがよほど性に合っていたのでしょう。(もともと若い時から家も庭もきれい好きでしたけど)
私の現在のシルバー人材センターでの仕事は草刈りです(草刈り機を使います)。
今までの(現在も)仕事はシステム・端末の保守を顧客の現場で行うカスタマーエンジニア(今でいうSIerよりもっと顧客より)の、はしくれ、です。
ですから今まで屋外での仕事は経験したことがありませんでした(草刈機の経験はあります)。
シルバーの仕事の内容は広大な工場敷地内の草刈りだったのですが、始めたころは派遣先の指揮命令の元、色々と戸惑う事が多かったものでした。
そして、これは当たり前の事ですが、夏は倒れそうなほど暑く、冬はかじかむほど寒く(今年の暖冬は助かりますけど)外気温の対応に苦慮したものでした。この一年、体力が持ったのはノルディックウォーキングを始めて基礎体力を底上げしたからだと思っています。
でも正直、今のこの仕事はシルバーの高齢の方(つまり75歳以上)には少しキツイのでは、と正直な感想です。またこれは請負ではなく、派遣という労働形態でした。
今までのシルバー人材センターは限定的な請負契約の仕事が多かったようです。最近では労働者派遣契約の仕事が増えてきているみたいですね。
発注者から指揮命令を受けない請負に対し、派遣は派遣先の企業から指揮命令を受けます。そのため、企業においては一歩踏み込んだ仕事をさせることができる訳なのです。
以下はシルバー人材センターに聞いた老後の仕事事情を紹介した記事の一部引用です。
https://media.moneyforward.com/articles/2409
定年後はどう働く?シルバー人材センターに聞いた老後の仕事事情
定年退職を機に仕事から離れ、悠々自適に暮らしたいですか。健康な限りフルタイムで働き、現役世代と同じくらいの報酬を得たいですか。それとも、現役の時よりも報酬は下がるものの、週3日程度働きながら自分の時間も大切にしたいですか。
定年後に選ぶライフスタイルは人によって異なりますが、年老いた先にはどんな仕事の選択肢があるのでしょうか。全国の市町村のおよそ8割に設置され、60歳以上の高齢者に仕事を提供しているシルバー人材センターに高齢者の仕事事情について聞きてみました。何歳まで働く?平均年齢は72歳
シルバー人材センターは、健康であれば60歳以上の誰でも会員になることができます。年齢の上限はありません。現在、70代前半の会員が最も多く、全体のおよそ4割を占めています。平均年齢は72歳。年々上がってきているそうです。
総務省の統計によると、総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は27.7%。昭和25年から毎年記録を更新し続けています。高齢者の人口は年々増えているにもかかわらず、同センターの会員は減少傾向にあります。その理由として、次の2つの点を挙げる事ができます。
1つ目は、民間企業の再雇用制度が確立され、60歳以降も継続雇用される人が格段に増えたこと。65歳を過ぎても企業との雇用関係が続いている人は少なくないといいます。政府も継続雇用年齢を70歳まで引き上げる検討を始め、60代はこれまでいた企業で継続して働き続けるのが当たり前の時代になってきているようです。
2つ目は、シルバー人材センターから提供される仕事のイメージが固定化されてしまっていること。植木の剪定、除草、駅前の駐輪場の管理、卒業証書などの筆耕作業といった従来からある限定的な仕事だけしか紹介されないと思われていることが、会員減少の要因ではないかと推察します。
上記の記事の通りだと思います。若い(?)60歳から65歳までのシルバーの会員はあまりいません。
それは私のように定年退職後再雇用され継続雇用となるパターンが圧倒的に多くを占めるのだと思います。つまり、シルバー人材センターに登録する必要性を若いシニアが感じていないのだと思うからです。
高齢者が若者の就業機会を奪うことは決して望ましいことではありません。できれば棲み分けることができれば、とは思っています。
ただ今とても心配なのは、私の住む地方都市でも、外国人労働者の姿をとても見る機会が多くなってきました。人手不足を背景に、特に過去日本で就業経験のある若いベトナム出身の方々は勤勉で労働意欲がとてもあり、優秀で日本の人事担当者がスカウトに行くくらいだと聞きます。
こういうところにも、若い現役世代への就労機会、そして賃金上昇等のボトルネックになっているのではないでしょうか。(インフレターゲットも上手くいっていないみたいだし・・・)
2019年の日本全国のシルバー会員数は約71万人、65歳以上(60歳以上ではありません)の人口が同年約3500万人なので割合にするとなんと!!高齢者の約2%しか会員になっていないという事なのです。
この事実にはショックを受けました。全国シルバー人材センター事業協会は会員数100万人を目標にしていると聞きます。
ただ、無理をさせて事故を起こしてはいけない、労基法の縛りがないので最低賃金制はなし、ワークシェアリングが原則、です。そうなると仕事の内容と人材にミスマッチが大きく内在していると思います。
またシルバー人材センターの雇用形態システムにも問題が潜んでいる気もしてきます。ボランティア・地域貢献を色濃く残しながら、どのようにシルバー人材を確保してゆくのか、悩ましいところだと思います。
すいません。m(__)m シルバー人材センターの人材確保の主旨を述べるつもりが、問題提起になってしまいました。シルバーの担当者からお𠮟りを受けそうです。でも、シルバー人材センターの趣旨には賛同しています。どうぞご勘弁を・・・
シルバー人材センターは、定年退職者などの高年齢者に、 そのライフスタイルに合わせた「臨時的かつ短期的又はその他の軽易な業務を提供するとともに、 ボランティア活動をはじめとするさまざまな社会参加を通じて、 高年齢者の健康で生きがいのある生活の実現と、地域社会の福祉の向上と、活性化に貢献しています。
Youtubeで紹介動画(新宿区)があったのでシェアいたします。
(注)地域によって詳細が異なる場合があります。
シルバー人材センターで働くいいこと【新宿区シルバー人材センター】