シニア、世界情勢を考える。by tadashian

健康のためノルディックウォーキング・トレッキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える日々そして世界情勢

天国のケアマネージャー様へ

こんにちは、tadashianです。

 

***私の住んでいる地方都市でも新型肺炎コロナウイルス)の患者が出た、なんていうデマが飛ぶ今日この頃です。***

 

今回は少し湿っぽくなることをお許しください。

 

 現在、お世話になっているケアマネージャー様は今の両親の介護体制を築くきっかけを作ってくれた方(女性)の娘様になります。

 私の両親の介護において両ケアマネージャーの存在はなくてはならないものです。多くのアドバイスをいただき、最終的な決断は私が下さなければなりません。ですが、現在、両親が元気で健在なのは、まさに両ケアマネージャーのおかげだと言っても過言ではないと思っています。

 

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 1年くらい前でしょうか、体調がすぐれないとのいう事でその方の娘様にケアマネを引き継ぐことになりました。そして先日、現ケアマネ(娘様)との月例ミーティングの帰り際にショッキングな事を聞きました。

 「母は容態が急変して昨年の11月末に亡くなりました。」と。

 「えっ!」思わず、絶句してしまいました。何を思ったのか、何か私にできることはありませんか、なんてことを言いました(何言ってんだ)。その方はまだ69歳の若さでの急逝だったのです。癌だとお聞きしてします。

 私と8つしか違わないのです。そのお母様(娘様からするとおばあ様は95歳くらいだったかとお聞きしています)はまだ健在にも関わらずに、です。

 その亡くなられたケアマネージャー様はとても活発でエネルギッシュなお方でした。小規模ながらデイサービスを2か所、そして、近い将来には子供食堂を開きたいとおっしゃっているほどの経営手腕(利益度外視)の持ち主でもありました。とても明るくそして献身的な方でした。両親の心配はもちろん私が体調を崩した時、私の心配もしてくれるとても優しい方でした。

 もう、お会いできないのかと思うと何故か涙が出そうになるくらい悲しくてやりきれない気持ちになるのです。(おっさんが、です・・・) 

 

 今更なのですが、大変であろうケアマネージャーの仕事について少し調べてみました。

 ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事は大きく2つあります。

① ケアプラン(サービス計画書)の作成・給付管理

② 利用者とサービス事業者との調整役

 詳しくは以下の通りです。

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介護保険のプロ・ケアマネージャー(介護支援専門員)とは?

 ケアマネージャー(介護支援専門員)は、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行う介護保険に関するスペシャリストです。
ケアマネージャーになるためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格する必要があります。介護福祉士がステップアップのために資格を取得したり、看護師などの医療従事者が介護の専門知識を得るために取得したりするケースが多く見られます。

 【役割1】ケアプランの作成や給付管理

 ケアマネージャーの役割、仕事内容の1つが、介護保険サービスを利用する際に必要なケアプランの作成です。作成する際には、サービスを受ける高齢者が抱える問題点を明らかにし、自立した日常生活を送れるように支援する上での課題を把握する「アセスメント(課題分析)能力」が求められます。
アセスメントを通して、「自力で数メートル歩けるようになる」「自分一人で食事できるようになる」などの目標を高齢者と一緒に決め、目標の達成状況を適宜モニタリング(現状を観察して把握)します。

介護保険サービスの利用で発生する介護給付費の管理(給付管理)は、事業所によっては事務員が行う場合がありますが、基本的にはケアマネージャーが行う重要な仕事です。きちんと事業所に対して介護給付が行われるように、国民健康保険団体連合会に必要書類を提出する必要があります。

【役割2】利用者とサービス事業者の間の調整役

ケアマネージャーには、サービス事業所と高齢者を繋ぎ合わせる調整役の役割も求められます。
介護保険サービスには、訪問介護ホームヘルパー派遣。自宅で暮らす利用者のお宅に訪問し、身体介護や生活援助をする)や通所介護(デイサービス。日帰りで施設に通う利用者に、食事や入浴などの介護を提供)などがあります。しかし、事業所の数は非常に多く、利用者である高齢者自身で目的に合った事業所を探すことは困難です。そのようなときに、ケアマネージャーがさまざまな事業所についての情報を利用者に提供します。その情報に基づいて、利用者が希望通りの事業所を見つけられたときは、大きな達成感を得られるでしょう。
また、高齢者は事業所に要望やクレームを直接言いづらい場合があります。そのようなときは、ケアマネージャーが代弁して事業所に意見を伝えたり、反対に事業所の考えを利用者に伝えたりして、調整役を務めます。

 

ケアマネジメントの枠に収まらない、ケアマネの仕事内容

介護支援専門員とも呼ばれるケアマネージャーですが、その仕事内容は多岐にわたります。前述のとおり、介護が必要な方に介護保険サービスを提供するほか、生活困窮者には生活保護申請の補助を、食事に困っている方に配食の紹介を行います。時には施設の利用者とその家族の仲を取り持ったり、高齢者などに地域活動の参加を促したりすることもあります。
「介護支援専門員」といえども、ケアマネージャーの仕事内容は単なる介護業務の枠に収まりません。そのため大変さもありますが、自分のケアマネジメントによって高齢者の生活が改善されたときは大きなやりがいを感じられます。 

https://www.u-can.co.jp/%E3%82%B1%E3%82%A2%E3%83%9E%E3%83%8D/column/column01.html

より引用させていただきました。

 

 介護だけではなく、公私に渡ってお世話になることが多く、かなりの重責を担う業務だと分かります。今思えば現ケアマネージャー様(娘様)は業務と割り切って、自分のプライベートな事(母の事)は一切話さず気丈に振舞われたのだと分かりました。引き続き現ケアマネージャー様にはご苦労をおかけするかもしれませんが、よろしくお願いいたします。私も両親の介護の出来得る限りのことは続けていく所存です。

 

 天国におられるケアマネージャー様へ、貴女のおかげで両親そして私は元気に生活と介護ができています。貴女のおかげで私たちは生かされているのです。そちらの住み心地はいかがですか?貴女の事ですからそちらでも多くのお年寄りの面倒をみておられるのではないですか?無理をなさらずにゆっくりお休みください。貴女のおかげで介護の事の多くを学ぶことができました。

・・・心より、切に心よりご冥福をお祈り申し上げます。