シニア、世界情勢を考える。by tadashian

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尖閣諸島_侵攻!奪取?

こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(tadashian)です。

 

韓国と北朝鮮、かなり際どい状況です。遠巻きで見れば、米中の代理戦争と言えるのではないでしょうか。

 

 また、中国とインドとも実際、一触即発の状態のようですね。でも石を投げ合ったというのは、中世のムガール帝国明王朝の対決のようなこと?????みたいです。

 

米中間の大規模な直接的な戦争は、起こりにくいと思います。

しかし、追い詰められた中国が、弱い他国と戦闘になる可能性は、大いにあります。

たとえば、

・日本の尖閣諸島に侵攻し、奪取する

南シナ海で、ベトナムやフィリピン領に侵攻し、強奪する

・台湾に侵攻し、占拠する

・領土問題のあるインドと戦闘になる(実際、石の投げ合いしてる)

 

 

アメリカは、中国を情報戦、外交戦、経済戦で締め上げます。追い詰められた中国が他国を攻める。では、中国は、どこを攻めるのでしょうか?これは、「攻めやすいところをまず攻める」ってことでしょうね。可能性として一番ありそうなのは、ベトナム、フィリピンでしょうか。
しかし、日本が「へたれ」だと思われて、日米関係が悪化していれば、「まず尖閣諸島をシレッと奪取しよう」となるかもしれませんね。

 

JBPress 6月17日号に中国軍「尖閣奪取計画」について書かれている記事がありました。

 中国海軍は日本の海上自衛隊に対して戦闘能力面で大幅に優位に立ち、日本が尖閣諸島を奪取される危険が高まった──そんな衝撃的な調査報告書が米国の主要研究機関から公表された。

 日米同盟の危機が懸念されるなか、中国側は米軍を介入させずに尖閣を占拠するシナリオを具体的に作成しているという。日本の安全保障への切迫した危険の警告だといえよう。

■ 「日本を屈服させることは容易になった」

 同報告書は中国側の研究や資料を基に、中国側が自国海軍の大増強をどうみて、日本への戦略をどう変えてきたかという点に焦点を合わせて考察していた。その結果として、以下の諸点を指摘する。

 (1)中国は、尖閣諸島奪取でも東シナ海での覇権獲得でも日本を屈服させることは容易になったとみて、軍事力行使を抑制しないようになりつつある

 (2)中国は尖閣占領に関して日本側を敏速に圧倒して米軍に介入をさせない具体的な計画をすでに作成した

 (3)中国は日本との全面戦争をも想定し、その場合に中国側の各種ミサイルの威力で日本の防衛を崩壊させる自信を強めてきた

 同報告書は、中国海軍力のこうした画期的な強化は日本や米国にとってきわめて危険な動きだと強調する。そのうえで、中国を抑止するための日本独自の海洋戦闘能力の強化や日米連携による海上防衛強化の具体策を提案していた。

■ 尖閣諸島が占領されるまでのシナリオ

  同報告書によると、中国は尖閣諸島への上陸強行による占拠作戦をすでに複数パターン準備している。その例証として、中国海軍公認の海軍雑誌「現代艦船」の最近号に、軍事専門家2人による尖閣奪取の詳細なシナリオが掲載されていたという。

 そのシナリオとは以下のような内容であった。

 (1)日本の海上保安庁の船が、尖閣海域にいる中国海警の艦艇に銃撃を加え、負傷者が出る。すると、近くにいた中国海軍の056コルベット(江島型近海用護衛艦)が現場に急行し、日本側を攻撃し被害を与える。

 (2)日中両国が尖閣を中心に戦闘態勢に入る。中国海軍空母の「遼寧」主体の機動部隊が宮古海峡を通過すると、尖閣防衛にあたろうとした日本側の部隊が追跡する。しかし、この機動部隊の動きは中国側の陽動作戦だった。

 (3)日中の間で東シナ海での制空権争いが始まる。日本のE-2C早期警戒機とF-15東シナ海上空で戦闘パトロールを始め、中国側が一方的に宣言した「防空識別圏」内に入り、中国のJ-20ステルス戦闘機と戦って撃墜される。

 (4)中国軍のロケット軍と空軍が、日本の航空戦力主要基地である沖縄・那覇基地巡航ミサイルの攻撃をかける。続いて中国軍は多数の弾道ミサイルを発射し、日本側のミサイル防衛システム「パトリオット」を無力化し、那覇基地を使用不能とする。中国側は周辺の制空権を24時間ほどで確保する。

 (5)米国政府は日米安保条約を発動しない。大統領は、尖閣をめぐる日中紛争への全面介入は米国の利益に合致しないと判断する。ホワイトハウスは中国に対しておざなりの経済制裁の警告を発するが、それ以上には中国に対する行動はとらない。

 (6)宮古海峡の西側で、日本と中国の海軍、空軍の部隊が激しく交戦する。中国側はフリゲート艦を撃沈され、艦隊をその海域から撤退させる。だが、中国側のJH7A戦闘爆撃機とSU30MKK多目的戦闘機が、尖閣に向けて上陸用部隊を運ぶ日本側の艦隊をみつけ、対艦巡航ミサイルで、こんごう型の誘導ミサイル装備護衛艦2隻を沈め、他の1隻を大破して、日本側の尖閣上陸作戦を阻む。

 (7)米軍の偵察機が、日中両部隊の戦闘を遠距離から観察して、中国軍が攻めていない沖縄・嘉手納基地へ帰投する。中国は、嘉手納基地など沖縄の米軍基地には一切手を出さないことを米国に約束し、米軍不介入の言質を獲得していた。

 (8)中国軍の上陸作戦艦隊を追尾していた日本側のそうりゅう型潜水艦が中国の対潜航空機に発見され、撃沈される。日本側は中国の尖閣上陸を必死で阻止しようと中国の沿岸警備用のコルベット艦1隻を沈めるが、大勢を変えられない。結局、戦闘開始から4日間で、尖閣諸島中国人民解放軍に占拠されてしまう。

 こうして最終的に中国軍が日本の部隊を撃退して尖閣諸島を占領するわけだが、このシナリオでは、中国軍は嘉手納基地など米軍の部隊や施設には一切手を出さず、米軍も日中衝突には介入しない、という設定となっていた。

 同報告書は、中国がこのように尖閣奪取作戦を遂行する場合、米国が介入してこないだろうと想定することの危険性を指摘していた。中国の日本に対する軍事優位の確立は中国側にこんな想定さえも抱かせる、という警告である。 

 

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(1)中国は、「日本を屈服させることは容易になった」「軍事力行使を抑制しないようになりつつある」のだそうです。

私が中国のトップだとして、今の日本の政治家さんたちの顔を見れば、「尖閣とれそうだな」と思いますもん。

 

(2)中国は「米軍に介入をさせない具体的な計画はすでに作成した」そうです。

尖閣有事が起これば、日本はしばらく一国で持ちこたえる必要があります。

もし、中国軍が一日で尖閣を強奪し、日本が何の抵抗もしなければ、アメリカの救援は望めないかもしれません。

 

(3)中国は日本との「全面戦争も想定」しているそうです。 そして、「日本の防衛を崩壊させる自信」もバリバリあるみたいです。やる気満々みたいなのです。


どう思います?この中国の軍事専門家の詳細なシミレーションは?「本気で奪取する気」がなくて、これほど詳細なシミレーション作成するでしょうか?日本がすべきことは、アメリカとの関係です。2010年の尖閣漁船衝突事件の時も、2012年の尖閣諸島国有化の時も、中国軍は「戦闘態勢」に入っていたみたいですね。


しかし2回とも、アメリカ政府(オバマさん、ヒラリーさん、など)が、「尖閣日米安保の適用範囲である」と断言したので尖閣諸島侵攻を決断できなかったみたいなのです。

でも今、日米関係はこじれています。これで、中国軍のシミレーションは、「米軍は出てこないだろう」との想定になっています。

ならば、すべきことは簡単です。日米関係をさらに強固にしなければならないです。

尖閣諸島に侵攻したら、必ず米軍が出てきて中国は敗北する」と「信じさせなければ」ならないのです。ところが、安倍首相は、米中の間をふらふらしています。

どっちつかずでいると日米同盟が破壊され、中国の尖閣諸島侵攻が容易になります。

 

日本は、はっきりとアメリカ側につき、コロナウイルスパンデミック責任問題・ウイグル人強制収容問題・チベット問題・香港問題・台湾問題などで、アメリカと足並みをそろえて進むべきだと思います。。

そうでないと尖閣諸島は奪われ、次に沖縄も奪われるかも・・・です。勿論、こんな事起こって欲しくないです。私の予想は外れてほしい、切にそう思っています。

 

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