シニア、世界情勢を考える。by tadashian

健康のためノルディックウォーキング・トレッキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える日々そして世界情勢

影響力、について考えてみた

こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。 当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。

 

***安倍首相が辞任の意向を固めた、とのニュースにショックを隠し切れなく、やはり健康第一だなと思う今日この頃です***

 

50代・60代は次のリーダーを育て、若い世代を支え、周りに影響を与える存在価値の高い人間になる事を目指す年代といえるのではないでしょうか。

例えば、50歳の方は50年分の経験が蓄積されています。20代・30代は、専門技術や行動力を発揮して成果を追求された方も多いのではないでしょうか。

アラフィフを迎えるあなたに歩んでほしい次のステップがあります。

経験を通して学んできたこと、身につけた考え方を、あなた自身の言葉で、次の世代へ語り継ぐこと・・・

経験に裏打ちされた言葉は、相手の心に届きます。そして、言うだけでなく、実践していきます。自分の言葉で言った事は、自分で実践できることでもあります。

行動しているからこそ、部下はそれが本物だとわかり、その本物の行動に影響されるのです。

 

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人生半世紀を超えると、20代や30代が抱える悩み事など経験済みで、すでに自分なりの答えをもっている事も多いと思います。時には部下が話し始めた途端、「あ、これはこうやってみて・・・」とか答えを即出してしまうこともあります。

人は、経験を積めば積むほど、人の言葉を素直に聞く事が難しくなってくるもの・・・

まして、そこに、役職やプライドや若い人を見下す気持ちがあると、なおさら相手の言葉を聞く事ができなくなります。これが、相手の言葉を聞く事のバリアになってくるものなのです。

答えを考えながら聞くのではなく、ただ、素直に相手の言葉に聞き入る・・・簡単そうですが、とても難しく、かつ大切なことだと思います。

 

会社という組織は、共通の目標を目指している人の集合体です。違う価値観、考え方、生活様式を持っていても、同じ目標に向かって会社が求める行動をとる必要があります。

しかし、これからは、すべての人を受け入れるオープンマインド(自分の固定概念を取り外して、自分とは違う価値観を持っている相手の、その価値観を認められる、暖かい気持ち)のコミュニケーション力を身に着けたいものです。

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◇ 20代の若手社員の話も楽しく聞ける

◇ 自分より若くて実力がある後輩を、素直に応援できる

◇ まったく知らない趣味の話も、興味深く聞ける

◇ 自分の失敗やつらい経験を、隠さずに伝えられる

◇ 人の話を評価したり結論を出さずに聞く事ができる

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いくつチェックが入りましたか?肩書や権限がなくなっても、オープンマインドの人のもとには、多くの財産が残されているものです。

オープンマインドでいる人のもとには、人が集まり、情報と信頼が寄せられる

50歳をすぎた日本人男性に多い仕草の一つに、「腕組み」があります。心理学的にこのボディランゲージは、他から自分を守る拒否を意味します。自分の価値観・プライド・信念、こうしたものが、年齢が上がるほど確立されているため、崩される事を極度に恐れます。これらを守っているのが「腕組み」と言えます。

オープンマインドでいるためには、まず、腕組みを解き、まして拳を握っているならば、緩めてください。そうして、対話するだけでも、驚くほど相手の話が心に入ってくると思います。

 

また、組織の一員として活動していくために必要な能力はたくさんありますが、次の3つも必要だと思います。

 

① テクニカルスキル・・・業務の知識・技術・技能に関する能力です。資格や商品知識などもこれに当たります。

② ヒューマンスキル・・・円滑な人間関係を構築し、チームでの力を発揮させる能力です。ネゴシエーションや巻き込みなどがあります。

③ コンセプチュアルスキル・・・問題解決や物事の本質を見極める能力です。戦略立案能力、洞察力、多面考察力、分析力、判断力などがあります。

 

どれも大切な能力ですが、年齢が高くなるほど磨くべき能力はコンセプチュアルスキルだと言われています。

入社してから若いうちは、確かな技術と知識といったテクニカルスキルの習得に邁進してきたと思います。そして、中堅になってからは、組織を目標達成に向けて邁進させるリーダーとして、ヒューマンスキルを磨いてきたのではないでしょうか。

これから求められるのは、その豊かな経験と知識に裏打ちされた判断力といったコンセプチュアルスキルであり、特に新しい生活様式にそった多面的な思考力が求められていると思います。

アラフォーは部署の利益や今年度の目標達成という、自分に与えられたチームのマネージメントに取り組んできたと思います。

アラフィフ以降は組織が進む方向を見定め、高く、幅広い視点から、次の世代をどのように育てるか、10年、20年の長いスパンで考える、そんな役割が求められると思います。

長期的視点のたった”次世代の育成”はアラフィフ世代の重要な役割

 だと思うのです。

 

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 今回含めて、キャリアデザインに必要な5本の柱(キャリア意識・自己理解・環境適応・ライフデザイン・影響力)について考えてきました。

「老後や定年後の事を考えるのはまだまだ先のこと」「今は忙しくて、目の前のことで精一杯!」、こう考えている人こそ、すぐにその時がやって来ます。そして、5本の柱の何本かが、まだ細かったり、実が朽ちたりして、補修や取り替えが間に合わなくなる恐れがあります。

 

だからこそ、今、あなたの5本の柱をチェックしてほしいと思います。細いものがあれば栄養を与えてください。痛んできたとことは補強すればいいのです。

 

 

ブログ読者の皆様が、健康でありますように!最後までお読みいただきありがとうございます。 ・・・心はいつもどまんなか。 by tadashian