シニア、世界情勢を考える。by tadashian

健康のためノルディックウォーキング・トレッキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える日々そして世界情勢

「ブッシュクラフトマニュアル」を読んで

こんにちは、tadashianです。

 

 先日、「驚きの世界史」を購入した時、同時に「ブッシュクラフト・大人の野遊びマニュアル:サバイバル技術で楽しむ新しいキャンプスタイル」とういう本も購入してこれもすぐに読んでしまいました。

ブッシュクラフトを即、実践する、できる、という環境でもないし、年齢的にも厳しいし、時間もありません。ですが、もう少しだけブッシュクラフトについて掘り下げて学びたかったために、本書を購入しました。

ブッシュクラフトに関する書籍は本書のほかにも多数あったのですが、著者(川口 拓さん)が1990年代よりカナダやアメリカに渡ってネイティブアメリカンの古来の教えを学んだこと。大地と生きるサバイバル術を学んで来たブッシュクラフトの先駆者であったこと。文章だけでなく写真も書籍面の半分以上にわたり豊富に掲載されて、とても見やすかったこと。「危機管理リーダー教育協会」の責任者であったこと。自衛隊危機管理教官、自衛隊サバイバル教官であることが購入の決め手になりました。

 

 
 ① ブッシュクラフトにおける優先順位
これは前回学びました。
 

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 シェルター→水→火→食であること。シェルターつまり寝床を確保することはもちろんなのですが、何よりも体温の保持が重要ということです。毎日、ぬくぬくとした布団で寝ることがどれだけ幸せなことか今さらながら身に沁みます。真夏の山でも遭難して、体温の確保ができないと低体温で死に至ることもあると聞きます。震災が起こった時、被災者の方々が冷暖房設備のない体育館に押し込まれる様は当人の方々のストレス…、想像に難くありません。快適な体温の保持をブッシュクラフトでは屋外で、なお且つ真冬でも枯れ葉を使ってシェルターをつくる術で伝えています。

 
② どこで
山の奥深くに入る必要はなく、駐車場の近くの木立があるところでブッシュクラフトができる環境(焚火をしてよい・木を切ってもよい等確認が必要)であればどこでもよいということです。初心者でなくベテランと言えども緊急時に備えての訓練として駐車場に近いほうがよいとされます。我が家は幸か不幸か田舎なので、結構、近場にブッシュクラフトができる環境がありそうです。
 
③ いつ楽しむ
 ブッシュクラフトにシーズンはないそうです。自然の中で楽しむ遊びなので、春夏秋冬を直に体で感じ、その時々の季節の不便さを克服してゆく必要があるからです。
 
④ 計画をたてる
著者は3日間を予定していますが、これは初日が移動日とカウントしているからです。とりあえずは、一泊を目指せればな、と考えています。
 
⑤ 素材
ブッシュクラフトは自然界ある様々なものを利用する遊びとしています。木、木のツル、竹、石や岩、土やコケ、木の葉。これらをシェルターやロープやコップや火床や断熱材や着火剤に変えてゆくのです。
 
⑥ 道具
揃えなくならないものがたくさんあります。私のような素人はテント、マット、寝袋、飲料水、ガスストーブ、ドライフード・・・こりゃあ、普通のテント泊ですねorz
 
⑦ ナイフ
著者も推奨している「モーラナイフ」購入しようと思います。ただ、これって持ち歩いているとき、警察から職務質問を受けブッシュクラフトやってます、で通じるのかどうか心配です。

  

モーラ・ナイフ Mora knife Companion Heavy Duty MG
 

 

⑧ ロープワーク
これは常日頃からやらないと私の場合、すぐに忘れてしまいます。
 
⑨ 着火
これもライターやマッチではなく、ファイヤースターター、オイルマッチを購入したいと思います。特にファイヤースターターは前回森林セラピーで1度も火をおこす事が出来なかったので、リベンジです。これはとにかく、最初に挑戦したいと思います。
他にもシェルターの作り方や飲料水の確保やフェザースティック(ナイフで何度も切り込みを入れ羽毛のようなカールを作る焚き付け材)の作り方や野草を見分け方等多くのことを学べます。

 

 日本という大陸プレートのスクランブル交差点に住んでいる私たちは、「災害」(自然災害だけでなく、人災も含みます)の二文字からは逃れられません。でも、少しづつではあるけど、いざという時の備えのために、楽しみながらブッシュクラフトという野遊び(たのしむキャンプスタイルで)を経験そして勉強できれば、と思います。