「ブッシュクラフトマニュアル」を読んで
こんにちは、tadashianです。
先日、「驚きの世界史」を購入した時、同時に「ブッシュクラフト・大人の野遊びマニュアル:サバイバル技術で楽しむ新しいキャンプスタイル」とういう本も購入してこれもすぐに読んでしまいました。
ブッシュクラフトを即、実践する、できる、という環境でもないし、年齢的にも厳しいし、時間もありません。ですが、もう少しだけブッシュクラフトについて掘り下げて学びたかったために、本書を購入しました。
ブッシュクラフトに関する書籍は本書のほかにも多数あったのですが、著者(川口 拓さん)が1990年代よりカナダやアメリカに渡ってネイティブアメリカンの古来の教えを学んだこと。大地と生きるサバイバル術を学んで来たブッシュクラフトの先駆者であったこと。文章だけでなく写真も書籍面の半分以上にわたり豊富に掲載されて、とても見やすかったこと。「危機管理リーダー教育協会」の責任者であったこと。自衛隊危機管理教官、自衛隊サバイバル教官であることが購入の決め手になりました。
シェルター→水→火→食であること。シェルターつまり寝床を確保することはもちろんなのですが、何よりも体温の保持が重要ということです。毎日、ぬくぬくとした布団で寝ることがどれだけ幸せなことか今さらながら身に沁みます。真夏の山でも遭難して、体温の確保ができないと低体温で死に至ることもあると聞きます。震災が起こった時、被災者の方々が冷暖房設備のない体育館に押し込まれる様は当人の方々のストレス…、想像に難くありません。快適な体温の保持をブッシュクラフトでは屋外で、なお且つ真冬でも枯れ葉を使ってシェルターをつくる術で伝えています。
日本という大陸プレートのスクランブル交差点に住んでいる私たちは、「災害」(自然災害だけでなく、人災も含みます)の二文字からは逃れられません。でも、少しづつではあるけど、いざという時の備えのために、楽しみながらブッシュクラフトという野遊び(たのしむキャンプスタイルで)を経験そして勉強できれば、と思います。