シニア、世界情勢を考える。by tadashian

健康のためノルディックウォーキング・トレッキングに励むシニア、如何にして就業寿命を伸ばすか考える日々そして世界情勢

オイルショック時のデジャブ?

こんにちは、tadashianです。

 

*** プロ野球無観客試合よりもソフトバンクの本拠地がヤフオクドームからPayPayドームへの名称変更にびっくりの今日この頃です。***

 

 現在、私は新型コロナウイルス感染症対策の影響で、休暇中です。

 先ほど近場のドラッグストアへ父親の食糧や日用品の買い出しに行ってきました。すると異様な光景が・・・

 皆さん、トイレットペーパーとティッシュペーパーを持ってレジに並んだり、手にして帰られたりいていました。客数をカウントした訳ではありませんが6~7割(間違いなく半数以上)のお客様が手にしているようでした・・・

 えっ!マスクの次はトイレットペーパー・ティッシュペーパーなの!!陳列棚には『紙が無くなるというのは「デマ」です。』というポスターが貼っているにも関わらずに・・・です。

 圧倒的に私のようなシニア世代もしくはその上の世代の方の姿を多く見かけました。が、中には若い方もおられました。その光景を見てしまうと私でさえも少しだけ不安になります。人間の集団心理・・・、怖いですね。デマだと分かっていても念のために買ってしまう。そして、それを見たほかの方も不安になり購入してしまう・・・。その連鎖が始まっているのかなって思います。世の中が混沌、カオス状態になりつつあるように思われます。 

 

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  そして本当に陳列棚から商品がなくってしまうと、本当に必要な人(高齢者や弱者)に行き渡らなく可能性が出てきそうです。

 ツイッターでは善意のデマ、云々とか流布している状態になっていますが、何を信じていいのかわからない状態なのだと思います。こういう時に落ち着いてください、というのは簡単です。が、こういう時に他人を出し抜いて我先に自己防衛に走り、それを見た人がその後に追随する図、って感じでしょうか。

 50年前の事が学習できていない・・・それはやはり人間という感情を持つ生き物だからでしょうか。人には喜怒哀楽、渦巻く欲望があるからでしょうか。

 政府の対応が悪いとか、私は言うつもりはありませんし、言う立場でもありません。ただ、まさに1973年のオイルショック時のトイレットペーパー騒動のデジャブなのです。相手は目に見えない未知のウイルスなのです。マスク・トイレットペーパー・保存食の購入競争ではないのです。

 

ja.wikipedia.org › wiki › トイレットペーパー騒動

トイレットペーパー騒動 - Wikipedia

トイレットペーパー騒動(トイレットペーパーそうどう)とは、1973年(昭和48年)に、オイルショックをきっかけとする物資不足が噂されたことにより、日本各地で起きたトイレットペーパーの買い占め騒動である。

  

1973年昭和48年)10月16日第四次中東戦争を背景に、中東原油産油国が、原油価格70%引き上げを決定したため、当時の田中角栄内閣中曽根康弘通商産業大臣が「節約の呼びかけ」を10月19日に発表した。

このため、10月下旬には「紙がなくなる」という噂が流れ始め、同年11月1日午後1時半ごろ、千里ニュータウン大阪府)の千里大丸プラザ(現:ピーコックストア千里中央店オトカリテ内)が、特売広告に「(激安の販売によって)紙がなくなる!」と書いたところ、300人近い主婦の列ができ、2時間のうちにトイレットペーパー500個が売り切れた。

その後、来店した顧客が広告の品物がないことに苦情を付けたため、店では特売品でないトイレットペーパーを並べたが、それもたちまち売り切れ、噂を聞いた新聞社が「あっと言う間に値段は二倍」と新聞見出しに書いたため、騒ぎが大きくなり、騒動に発展した。

当時は第四次中東戦争という背景もあり、原油高騰により『紙が本当に無くなるかもしれない』という集団心理から、各地に噂が飛び火し、長い行列が発生したため、マスメディアにも大きく取り上げられ、パニックは全国に連鎖的に急速拡大した。高度経済成長で大量消費に慣れていた日本人が、急に「物不足の恐怖」に直面したために起こったパニックとも言われる。パニックの火付け役は、新聞の投書だとする説もある。

 

 そうです。私は約50年前のデジャブを感じました、その時、私は中学生でしたので実際にスーパーでトイレットペーパーを購入した訳ではありません。当時、テレビでその映像を観てそれがいまだに脳裏に焼き付いているのです・・・。当時実家はトイレットペーパーではなく当時はチリ紙と言っていましたが、それも無くなってしまいました。当時はティッシュペーパーというものではなく、チリ紙(=落とし紙)でしたがそれもなかったのです。 

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  新聞紙をくしゃくしゃにし、柔らかくしてお尻をふいたものでした。当時まだ実家は水洗ではなく、ポッチャン・・・だったので・・・。お食事中の方、申し訳ございません。

 日本の民度は高いといいますが、これはマクロでみた場合だと思います。個人一人一人見た場合どうなのでしょうか。今まさに日本国民一人一人の民度の高さが試されているときではないでしょうか。

 今、自分にできることは何か、目の前の課題に向けて行動を起こして行ければと、切に思います。