電気通信設備工事担任者っていう資格
こんにちは、ただっしゃん(@tadashian1)です。
皆さんは電気通信設備工事担任者という資格をご存知でしょうか?
公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備の接続及び配線工事を行い、または監督するための国家資格なんです。
もう30年くらいも前になるのですが、会社での推奨資格であった工事担任者という資格をとりました。当時これと電気工事士も推奨資格でした。私は工事担任者の試験を選択しました。(当時、合格したら1万円くらい合格祝い金をもらるという不純な動機が試験勉強の動機でしたので・・・)のちに電気工事士もなんとか取得したのですけど。
工事担任者(こうじたんにんしゃ)は、公衆回線やCATVの通信回線に接続する端末設備の接続及び配線工事を行い、または監督するための国家資格である。 総務省所管。昭和60年(1985年)電気通信事業法の施行と同時に制定された。
根拠法である電気通信事業法では「工事担任者資格者証の交付を受けている者(以下「工事担任者」という。)」とされているが、何の工事担任者なのかわからないため「電気通信の工事担任者」や「電気通信設備工事担任者」と付記して呼ばれることも多い。また、平成23年(2011年)4月現在の電気通信国家試験センターのウェブサイトでは「ネットワーク接続技術者「工事担任者」試験」と言う表記も見られる。 略して「工担」(こうたん)と呼ぶことがある。
アナログとはダイヤル(パルス)回線・プッシュ(トーン)回線を含めた普通のアナログ回線のことです。大昔、黒電話(ダイヤルを回す・・・とか今では死語ですね・・・)とかありましたから。デジタルとはINS64などのISDN回線(懐かしい!)及びCATV回線、光ケーブルを用いた回線の事です。CATVは一見アナログに見えますけど、ケーブルモデムはパケット通信方式であるので現在ではDD種の資格が必要です。また、ADSL(懐かしい!)、無線LANもデジタル伝送路として扱われます。ちなみに、市販の電話機をモジュラージャックに接続するだけならば資格は必要ありません。
これは電気通信のインフラ系のお仕事をされる方は必須の資格ではないかと思います。
このリックテレコムの実践問題集を3回くらい、回せば合格できると思います。優秀な方なら2回で大丈夫かもしれません。あまり自信のない方はDD3種かAI3種からの受験をお勧めします。
試験はマークシート方式で出題されます。合格基準は、各科目とも100点満点中60点以上で合格となります。3科目それぞれが60点以上での合格しなきゃいけないので、例えば、『基礎』80点・『技術・理論』75点・『法規』80点なら合格なんですが、『基礎』80点、『技術・理論』75点・『法規』45点なら不合格になっちゃいます。
ですが、もし万が一不合格の科目があったとしても安心できます! 工事担任者の試験には、『科目免除』といった超うれしい制度が設けられていますので。
また春と秋の年二回試験があります。合格率は約3割くらいと言われています。レベル的にはどうだろう・・・今はなき初級シスアドをちょっと易しくした感じ・・・かなあ。ごめんなさい、もうかなり前なので正確ではありません。私の場合は工事担任者の資格種別ではアナログ3種→アナログ2種→アナログ1種→デジタル1種→アナログ・デジタル総合種→AI・DD総合種という順番でしたが、今思うとかなり回りくどい資格取得でしたねw
このころまでは安っぽいラミネートの資格者証でしたが、現在の資格者証の様式は、平成22年(2010年)4月より運転免許証やクレジットカードと同じ大きさ(縦54mm×横85mm)のプラスチックカードでホログラムが施されいます。(絶対こっちの方がカッコイイ)
ちなみに今年令和2年度春の試験(5月24日実施予定、あ、今日じゃん)はコロナウイルス感染防止のために中止になっています。今年秋の試験は2020年11月22日に実施の予定ですね。
試験の内容項目ですが、AI・DD総合種の場合は
基礎
- 電気工学(電気回路、電子回路、論理回路)の基礎
- 電気通信の基礎
技術
- 端末設備の技術
- 総合デジタル通信の技術
- 接続工事の技術
- トラヒック理論
- 情報セキュリティの技術
- ネットワークの技術
法規
- 電気通信事業法及びこれに基づく命令
- 有線電気通信法及びこれに基づく命令
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律
- 電子署名及び認証業務に関する法律及びこれに基づく命令
そして、その上位の資格で、「電気通信主任技術者」という資格があるのですが私の場合は科目合格はできたのですが、仕事が忙しくて(言い訳です)資格を取得することが出来ませんでした。ってか、リックテレコムみたいな良質の参考書・問題集なかったんですね。今はどうかわからないけど・・・「電気通信主任技術者」とは
電気通信事業者は、その事業用電気通信設備を、総務省令で定める技術基準に適合するよう、自主的に維持するために、電気通信主任技術者を選任し、電気通信設備の工事、維持及び運用の監督にあたらなければなりません。電気通信主任技術者の選任は、原則として、事業用電気通信設備を直接に管理する事業場ごととなります。
また、資格の系統が全然違うのですが、以下のは去年の9月、フォークリフト運転の免許取得に挑戦した時のブログです。なんか、今思うと懐かしいなあ( ^ω^)・・・老体に鞭打って何とか取得した顛末ブログです。
限りなくじじいに近いオッサンですが、まだまだ、変化に向けての対応力を上げてゆきたいと思います。
皆さん、変化への柔軟なそして持続可能な対応力が試される時です。ウイズコロナ・アフターコロナは何事にも果敢に「チェンジにチャレンジ!」