中国の責任論、どこまで・・・
こんにちは、ただっしゃん(@tadashian1)です。
***最近、ウォーキングや草花のブログが書けていない自分が少し心配な今日この頃です。***
世界各国でコロナウイルス感染流行の中国責任論が台頭してきています。
独新聞「中国最大のヒット商品はコロナ…伝染病を隠した習近平は滅亡すべき」
ドイツの日刊紙ビルトが習近平中国国家主席に向かって「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)であなたは政治的に滅亡するだろう」と主張した。ビルトは最近、多数の記事を通じて新型肺炎の拡散が世界経済に及ぼした莫大な経済的損失などを中国政府に問い詰めてきた。
ビルトは17日「親愛なる習近平主席へ」という見出しでジュリアン・ライシェルト編集長の公開手紙を載せた。まず、ビルトは「あなたは監視を通じて統治する。監視がなかったとすればあなたは主席になることはできなかっただろうが、伝染病の震源地である動物市場に対する監視は拒否している」とし「批判的な新聞やインターネットメディアは閉鎖するが、コウモリのスープを販売する商店は閉鎖しない」と指摘した。
https://news.livedoor.com/article/detail/18145953/
ドイツの日刊紙「ビルド」は新型コロナウイルスの世界的流行を巡り、中国政府に対する批判を展開しています。本紙では全世界で流行している中国の最大輸出ヒット商品はコロナウイルスだと言っています。流行初期「人から人へ感染するという事実」を早い段階で知っていたはずだとも述べています。
他には有毒な武漢ウイルス研究所をなぜ政治犯のように厳重管理(チベットやウイグル族の強制収容所ように)しなかったのか。また、共産党一党独裁の監視体制を敷いているのになぜ武漢をもっと監視しなかったのかと。
今、全世界で悲しんでいる犠牲者の家族・親族に対して説明責任を果たすべきではないか。これは政治体制の枠を超えて真理であると思います。
ここにきてヨーロッパでも各国の死亡者が数万人単位になってきて、中国に対する論調が変わってきているように思います。
大量のマスクを送って友情とみなしているが「笑っている帝国主義」だと中国のマスク外交を痛烈に皮肉っています。
ドイツのメルケル首相も中国の更なる透明性を要求しています。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020042100037&g=int
【ベルリンAFP時事】ドイツのメルケル首相は20日、新型コロナウイルスについて「最初の話から中国がもう少し透明性を持ってくれていたらこの問題を学ぶ上で全世界の人々にとってもう少し良い結果になっていたと思う」と述べた。ベルリンで記者会見して語った。
フランスのマクロン大統領は中国は新型コロナウイルスの封じ込めに成功したと言っているがそんな事を馬鹿正直に信じてはいけないとまで言っています。中国で発生したのは明らかなのに、我々が知らないこと、隠蔽している事がまだまだ多くあると指摘しています。
中国のコロナ対応「ばか正直に信じてはいけない」、マクロン氏
【4月17日 AFP】欧米の主要国は16日、米国が世界の感染者が210万人を超えた新型コロナウイルスの発生源が中国・武漢()の研究所かどうかについて調査を進めていると発表するなど、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)をめぐり、中国への圧力を強めた。フランスのエマニュエル・マクロン()大統領は、中国が新型ウイルスの流行にうまく対処していると「ばか正直」に信じてはいけないと警告した。
https://www.afpbb.com/articles/-/3279027
また、イギリスのラーブ外相(ジョンソン首相は新型コロナウイルス陽性で療養中のため)は中国でどのようにしてウイルスが広がったのか徹底的に分析する必要があるとしています。どのようにして発生してもっと早期に感染を食い止められなかったかどうか厳しい質問をせざるを得ないとしています。
ラーブ英外相、新型コロナに関して中国の責任追及に言及
イギリスのドミニク・ラーブ外務大臣は、中国は新型コロナウイルス(Covid-19)がどのようにして発生したのか、そして感染症をもっと以前に止められる可能性があったかどうかに関する難しい質問に答える必要があると発言した。
ラーブ大臣は日次記者会見で中国との「清算」に関する質問を受けて、新型コロナウイルスの発生を含めて感染症関連の進展を再考すべきであり、このことも科学的ガイダンスに基づくべきであると明かした。
ラーブ大臣は、「この問題ではあらゆる観点を考慮に入れてバランスを取る必要がある。しかし間違いなく、この危機以降は何も昔と同じようにはならない。これ(ウイルス)がどのようにして発生したのか、そして感染症をもっと以前に止められる可能性があったかどうかに関する難しい質問を問う必要がある」と述べた。
イギリス秘密情報部MI6の元チーフ、ジョン・サワーズ氏は4月15日の発言で、中国は新型コロナウイルスに関して当初世界に情報を隠ぺいしており、中国に責任を負わせるべきであると語っている。
オーストラリアのペイン外相も昨年末の武漢での感染拡大への中国当局やWHOの初期対応の「独立した検証」を求めているとしています。
【シドニー時事】オーストラリア政府は、新型コロナウイルスへの中国や世界保健機関(WHO)の対応について「独立した検証」への要求を強めている。中国やWHOに批判的な米国に同調し、米国の同盟国として国際的な圧力を高める狙いがあるとみられる。
ペイン豪外相は19日、公共放送ABCの番組で、新型コロナウイルスをめぐる中国の透明性への懸念が「非常に高まっている」として検証するよう求めた。検証に際してウイルス発生や対処手段、情報開示、WHOとのやりとりなど「これらすべてをテーブルに乗せる必要がある」と強調した。
WHOに関しても「米国が持つ懸念の一部を共有する」と表明。WHOへの資金拠出の停止を表明した米国と同じ手段は取らないが、検証の対象になると述べた。豪地元紙によると、検証の場として20カ国・地域(G20)の枠組みが候補に挙げられている。
アメリカのポンペオ国務長官は武漢の研究所がアメリカのと同等のウイルス研究能力があるということを示そうとしていたとしています。(以前から安全性に問題があると指摘されているにも関わらずに)また、中国国内に感染が広まる一か月間WHOに報告してなく、情報を共有せず、新型コロナウイルスがいかに危険なものかを隠蔽したとしています。
【4月23日 AFP】(写真追加)マイク・ポンぺオ(国務長官は22日、新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」の流出源となった可能性があるとされている中国国内の研究所などへの査察を受け入れるよう中国に圧力をかけた。 )米
ポンペオ氏は、武漢( )にある研究所から新型コロナウイルスが外部に漏れた可能性は排除できないとしているが、中国政府はこの説を激しく否定している。
ポンペオ氏は記者団に対し、「これらの研究所は今も中国国内で開いていて、これらの研究所には研究対象となっているさまざまな病原体があるということを忘れてはいけない。武漢ウイルス研究所( )だけではない」「こういったものは、誤って流出することがないよう、しっかりと安全に取り扱うことが重要だ」と述べた。
ポンペオ氏は、安全を担保するため国際的な査察が厳密に行われている原子力関連施設を引き合いに出した。
またポンペオ氏は、「われわれはまだこのウイルスのサンプルを持っていないし、世界はこのウイルスの起源があるかもしれない武漢市内の施設や場所に立ち入れていない」と述べ、中国が最初に検出された新型コロナウイルスのサンプルを提供していないことに懸念を示した。(c)AFP
このように欧米では中国に対する風当たりがかなり強くなっています。そりゃそうでしょう、患者数・死者数ともに増え続けていますからね。初期対応を誤った中国に対して責任を取ってもらいたいと主張しています。
もともとヨーロッパは中国に対しての批判は自制していたと思います。特にドイツは中国に対して車等での超お得意様でしたからね。
でも中国が発表してコロナ関連のデータでは信頼を失いました。これを土台にした各国の対策を誤った事になってしまったからです。
そしてヨーロッパの論調も変化してしまったわけです。
中国から発生したウイルスにもかかわらず、武漢封鎖によって封じ込めに成功したと中国の共産党一党体制が欧米民主主義より優れていると宣伝してしまったのも、諸外国から反感を買っています。そりゃ怒りますよ。加害者なのに自国を自画自賛するなんて、あり得ません。
どう考えても、私は中国の共産党一党独裁体制と隠蔽体質と人権弾圧に問題あると思わざるを得ません。