こんにちは、そして、こんばんは、ただっしゃん(@tadashian1)です。 当ブログにお立ち寄り頂き、誠にありがとうございます。
7月1日、中国共産党は、創建100周年を迎えました。
100年前は、十数人からスタートしました。それが今では、党員約一億人弱!
ほぼ日本の人口が共産党員・・・唖然
習近平は7月1日、天安門広場で演説を行いました。
演説内容を一部、引用します。
100年前は、十数人からスタートしました。それが今では、党員約一億人弱!
ほぼ日本の人口が共産党員・・・唖然
習近平は7月1日、天安門広場で演説を行いました。
演説内容を一部、引用します。
習近平の発言は
1、中国は、【社会主義だから】発展した
2、中国は、【共産党の一党独裁だから】発展した
と彼は考えています。
たしかに、中国がここ40年間、「世界最速で成長した」のは間違いないです。
発展のきっかけ、習近平は、ここを勘違いしていると思います。
中華人民共和国は1949年に建国されました。
毛沢東は、天才的戦略家でしたが、「大躍進政策」とか「文化大革命」とか、わけのわからないことをして、内政はボロボロでした。
だから、毛沢東の存命中は、中国はまったくというくらい停滞していました。
では、いつから中国は成長を開始したのでしょうか?
1976年に毛沢東が死に、鄧小平が表舞台に出てからなのです。
鄧小平は1978年12月、「改革開放路線」を宣言しました。
「改革」の中身はというと、「資本主義を導入すること」でした。
彼は、謙虚で温和な姿勢を崩さずに、日本、アメリカに接近して関係を大いに改善させました。
それは、彼が、決して「謙虚で温和な性格だったから」ではありません。
日本、アメリカと仲良くすることで、資金や技術を無料でもらうためです。
そうなんです、中国が発展したのは、賢明で、ずる賢い鄧小平が、
1、社会主義路線を保ちながら、資本主義経済を導入
2、日欧米に接近することで、中国経済発展に必要なものをゲット
したからなのです。
米中関係は80年代末から90年代初め、「天安門事件」「ソ連崩壊」で悪化しました。
しかし、中国は93年、アメリカとの和解を成し遂げ、さらなる成長を実現します。
結局中国が成長したのは、
鄧小平、江沢民、胡錦涛 が、
・社会主義を堅持せず、資本主義を導入し
・日欧米から、ありあまる資金と技術を受け取り
・欧米と良好な関係を、努力して維持してきた
ことが原因なのです。
もっといえば、中国は、「日欧米と良好な関係にあったから、発展した」のです。
これを、「平和的台頭戦略」といいます。
ところが習近平は、中国が発展した理由は、
・中国が社会主義だから
・中国が共産党の一党独裁だから
と勘違いし、
中国の人民は、外部勢力によるいかなるいじめ、圧力、奴隷のように酷使されることを決して許さない。
故意に(圧力を)かけようとすれば、14億人を超える中国人民の血肉で築かれた「鋼鉄の長城」の前に打ちのめされることになるだろう。
要するに、「アメリカを打ちのめす」と宣言しているのです。
中国はこの40年間、驚異的な発展を遂げました。
その理由は、鄧小平の「改革開放路線」のおかげです。
習近平は、鄧小平を否定し、30年間の恐怖と停滞をもたらした「毛沢東路線」に逆戻りしています。
だから、習近平時代になって、中国はどんどん成長しずらくなっていくと思います。
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